情報の自由帳(みぞれ)

気になっていることを調べ、まとめていく

コンタクトレンズと点眼

コンタクトレンズを使用しており、点眼を使用している人も多いと思います。

 

特にドライアイの方は頻回使用すると思います。

 

 

眼科ではコンタクトを外して点眼を使用してくださいと聞いた方もいると思います。

 

市販の点眼の使用上に注意にも

コンタクトレンズの装着液として、また、コンタクトレンズを装着したまま使用しないでください。

と書かれているものが多いと思います

 

なぜコンタクトレンズを装着したまま点眼を使用できないのか

 

根拠としては

 

防腐剤であるベンザルコニウム塩化物が含まれているからです。

 

水に容易に溶解し、かつ防腐効果に優れているため最も広く用いられていますが、高濃度では角質の蛋白質を変性させ、角膜や結膜の上皮剥離、欠損が起こることが報告されています

 

そのためコンタクトレンズにこの物質が吸着し、長時間接触することで角膜障害等の副作用のリスクあるため使用しないでくださいとなっているのです。

 

 

なぜ点眼に防腐剤が入っているのか

 

点眼剤は無菌的に調整されていますが、そのpHや浸透圧が微生物の発育に適してお
り、さらに開封後は手指あるいは結膜嚢や睫毛との接触により微生物の2次汚染を受け
る可能性があるため、防腐剤が添加されます。

点眼剤の添加物は眼組織への影響を避けるため、最低濃度にとどめて添加されており、涙液動態が正常な場合、通常の用法用量での点眼ではほとんど影響を与ないです。